ポエム
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夢幻ループ
 
       そして
      何一つ手に

  人工砂漠はスーツ着用の迷宮か
  太陽に焼かれ喉の渇きすら忘れ
◯ 陽炎の下に湧く水に群がる幻状
  炎天下で踊り狂うリーマン業務
  命運を短絡思考で押し切る結果

       そして
      何一つ手に

  大都会の吹雪は冷淡に肌を刺し
  無慈悲な視線が体温を絡め取る
◯ 自動販売機の売るコンポタは神
  背筋さえ凍りつく極限の環境で
  赤く光る売り切れボタンの笑劇

       そして
      何一つ手に

  笹舟に乗る新卒は大海を漂よう
  世間知らずは楽観と菓子を手に
◯ 極楽鳥の膝元で胡麻を擦る手法
  適当な場当たりは渦潮の腕の中
  クルクルと夢幻に回るループへ

       そして
      何一つ手に



  あ
  その
  本当に
  お前様に
  必要なのか
◯ 器も持たずに
  欲しがるばかり
  身の程を知る年頃
  現実的に独立不可能
  資金不足は信用を潰し
  夢を得るには青過ぎる君
  言うは易しと行なうは難し
  ヤがては静かに朽ゆく運命よ

       そして
      何一つ手に

  報われぬ努力と才能は宝物と
   山の様に背負い脇道を走る
    ツまづき転げナげいても  
     スがる両手に沈む太陽
      今はもう浅い夢の中
◯      瞳を閉じ横になり
        夜が明けるまで
         探してみるか
          欲しい物は
           必ず手に
            入ると
             思う
              よ

       そして
      何一つ手に

            
26/01/06 08:17更新 /  老女と口紅。

■作者メッセージ
作:2007年12月04日(水)

 ◯ 紅婆(限られた制限の中で何となく模索する

   紅婆、十代の無邪木はとおの昔に枯れまして
      今はやる気の苗木をネットで買う時代
      てかAIさんよ紅婆の目の黒いうちに
      色々早よして時間が無い貴方待ちなの

                      よ?

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