ポエム
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しずく
ドしゃ降りの
 闇夜に紛れ
  逃げ惑う

 気が付けば霧の中
 枯れぬ涙と森の中

その場所は
 自由なようで
  圧縮された空間

 瞳
 閉じ
 気配と
 息を殺し
 耳を傾ける
 チリ一つ無く
 動線を感じない
 静かなる雨上がり
 静寂だけが時を打つ



疲れ果て
しゃがみ込み
うつむけばその姿
朽ちゆける老木のよう


 深き森


月明かりを抱けば葉の一雫
プリズムの如く虹色を放つ


 シズク


気丈がゆえにその光悲しく
無情がゆえにその姿愛しく

 人知れず輝くなら
 地に落ちるまで
 見ててあげる 
 その悲しみ
 雫と流し
 明日を
 誓う
 時

 命の炎が
 尽き果てるまで
 消えゆけるまで
 精一杯生きよと
    森は言う

そして深々しい森が
 ゆっくりと割れて

背負いし重圧を
優しく解き放なつ

なれば
日差し眩しく降り注ぎ
癒されてゆく君の目に

 見上げれば青い 空
  白く流れるのは 雲
   風が吹き抜けて 心
 
 瞳は明日を見据えて
 涙を虹の架け橋とし
 天空をかざす両腕と
 大地を蹴り上げる力
 見失なう目的の地は
 己れだけが知る楽園

  そして君はまた
 希望を抱き締め
歩み続けるんだ

一歩


また
一歩と


26/01/03 09:46更新 /  老女と口紅。

■作者メッセージ
作:2006年04月11日(火)

 ◯ 紅婆(一丁前の年齢に達するも疑問
       あっと言う間の人生は幸福か
        寿命が足りないと気が付いた
         紅婆あと100年生きられれば

   紅婆、◯ 転ぶなら只では起きぬ人生を

      @ 差し伸べられる手を待つのか
      A 強がりと口笛一つで痩せ我慢
      B 経験と転ばぬ知識を拾うのか
      C 命拾いをしたかと気付くのか

        大きな軌道修正では遅過ぎる
        自分を信じて微調整しか無い

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