双葉
子を望む日より
行く年数え
千里の道も
血 にじまんと
する その足で
神にもすがり
授かりし日の
歓喜の 記憶。
時は 流れゆき
月満ち足りし時
大地の割れる
痛みにも似た
陶酔しゆく
意識の中で
この世に
せり上がる
芽吹く 命
太陽を仰ぐ
双葉の如く
今
喜びの産声を高らかに
ここに あげらむ
行く年数え
千里の道も
血 にじまんと
する その足で
神にもすがり
授かりし日の
歓喜の 記憶。
時は 流れゆき
月満ち足りし時
大地の割れる
痛みにも似た
陶酔しゆく
意識の中で
この世に
せり上がる
芽吹く 命
太陽を仰ぐ
双葉の如く
今
喜びの産声を高らかに
ここに あげらむ