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絵葉書
追憶/望

今年もまた変わらぬ旅館へ‥思い出の地の.ふすまを開け、変わりゆく風景に君の面影を訪ねれば、遠くに見る紅葉のよに.淡く色付く記憶たち‥。旅先でつづる.君へ送らぬポストカード。



ご無沙汰
しております。

いかがお過ごし
   でしょうか‥

立秋を越え
 風が冷たく
  感じますね、

お体の調子は
  どおですか?


私は相変わらず
 毎日を健康的に
  過ごせてますよ。



筆を置き、煙草に火をつけ.涙目は煙りが目にしみただけ。思い出の地で詠う哀しい詠。もぅ一度やり直せたらと‥叶わぬ願いを込めて.旅先から君へまた一枚、出せぬままのポストカード。



追伸/心
 
なぜいつまでも付き纏う
 君は無くしたはずなのに
  僕らは別の道を歩むのに

  二人の過去は
 うずくまった
ままなのに‥

なのになぜ?

僕がツラい時には
寄り添うフリをして
いつだって逢いにくる

僕が寂しい時に
        なぜ‥



こんなにも
 残像が罪を
  重ねるなら

はじめから

僕の知らない雲として
 流れてくれて良かった‥



そぅ
 思うよ



20/07/05 11:42更新 /  老女と口紅。



談話室



■作者メッセージ
作:2004年07月18日

2005年10月 月五

過去の人欠けた月夜に願わくば
  元気で居てと想い馳せしも

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