晩夏
-今宵の月夜は
晩夏を照らす-
夏の終わりが寄り添う
指先絡めてなぞる砂浜
二人の軌跡は
思い出という
金貨と深海へ
/
波はすぐに
二人の記憶を
消してしまうの。
でも
あなたは見つめ合う瞳
重ね合う唇を思い出に
したりしないで
溢れ出す不安の涙は
海へとこぼさない
だから
お願い‥
つないだ小指は
離さないでいてね
/
潮風に揺れる
ワンピースと
小枝の髪飾り
更けゆく夜の
さざ波と星明かりの元
静かに絡む素足と鼓動
熱く砂浜に
沈ずむ身体に
乱れたものは二人の呼吸
繰り返すのは 波のリズム
晩夏の夜に
永遠を求めた
彼女の
切ない
ひと夏。
晩夏を照らす-
夏の終わりが寄り添う
指先絡めてなぞる砂浜
二人の軌跡は
思い出という
金貨と深海へ
/
波はすぐに
二人の記憶を
消してしまうの。
でも
あなたは見つめ合う瞳
重ね合う唇を思い出に
したりしないで
溢れ出す不安の涙は
海へとこぼさない
だから
お願い‥
つないだ小指は
離さないでいてね
/
潮風に揺れる
ワンピースと
小枝の髪飾り
更けゆく夜の
さざ波と星明かりの元
静かに絡む素足と鼓動
熱く砂浜に
沈ずむ身体に
乱れたものは二人の呼吸
繰り返すのは 波のリズム
晩夏の夜に
永遠を求めた
彼女の
切ない
ひと夏。