ポエム
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あの時
ねぇ‥


風の吹くまま
気の向くまま

人の目も気にせず
流れゆく雲だけを
     見つめ

歩めていたなら


アスファルトを
割り芽吹く命に

乳飲み子抱え
微笑む母親に

優しさ感じて
 いたのなら

僕は

もぅ少しだけ
 大きくなれて
   いたのかな


君の潤んだ瞳
寂しげな仕草に

夕暮れの公園で
 足元に咲く笑顔
  小さな四つ葉に

気づいていたなら

きっと僕は
 今頃幸せに
  溺れていた


のかも

しれないな‥




20/08/14 08:02更新 /  老女と口紅。



談話室



■作者メッセージ
作:2004年11月03日(水)

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