ポエム
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眠れる王子のお膝元
恋あらば コウロギの音(ね)と 頬杖と
      今宵の月に 酔うてもみるや

短歌物語り/
-農夫に恋したお姫様-


貴方の笑みよ
そのままに

包まれてゆく
切なさは

胸の奥まで
焦がしゆき

高鳴る鼓動は
祈りへと

月の元へと
届けられ

丸き鏡は
あの人だけを

静かに優しく
映しだす


思い起こせば
  セツナクテ
声が聞けたら
   アイタクテ
見つめられたら
    フレタクテ‥


その先も

その先も
欲しくなる


想いは果てなきお姫様
想いは果てなき お姫様




20/08/14 07:53更新 /  老女と口紅。



談話室



■作者メッセージ
作:2008年02月07日(水)

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