ポエム
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祈り
-僕らの時代も
   繰り返す-


人知れず月明かりの元

 平和の鍵をくわえて
   逃げ去る青い鳥。

 人々の悲しみを背に
 強き願いを胸に抱き
 追い続けたその末は
 断崖絶壁の果ての先。

 いつの時代も学ばぬ心
 薄れゆく記憶にも似て
 届かぬ処へ飛びゆく幸。

 ゆっくりと瞳を閉じそして
 両腕を大きく広げ天を仰ぐ。

 南へ流れる北風を
 全身で受け止める。

 なれば指先から
  すり抜けてゆく
   時空。哀しく無量

 我の歪んだ欲望が
 古いメッキの如く
 剥がれ落ちてゆく。


 同時に灯台から
 放たれる 閃光

我の魂を乗せ

 天空をそして
  時空を貫けば

一瞬 人類の未来、
千年先を見た気がした。


祈りはいつ
 平和へと



形を変えるの
   だろうか‥




20/08/14 07:46更新 /  老女と口紅。



談話室



■作者メッセージ
作:2007年01月13日(金)

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