冬の桜
空に向かって枝を伸ばす
一本の木
今は眺める人もいない冬の桜
わずかに残った褐色の葉を
風が揺らしている
これから長く寒い季節を
じっと耐えて春を待つのだろう
だけどその姿はさみしそうにも
わびしげにも見えない
冷たい空気の中すっと立ち
力をためるように陽を浴びている
桜は知っている
どんなに冬が厳しくても
時は過ぎてまた春が来る
桜は知っている
明るい空の下 花開く日
人々は集い微笑みかけてくれる
その時までうつむかずに
おひさまに顔を向けていればいい
一本の木
今は眺める人もいない冬の桜
わずかに残った褐色の葉を
風が揺らしている
これから長く寒い季節を
じっと耐えて春を待つのだろう
だけどその姿はさみしそうにも
わびしげにも見えない
冷たい空気の中すっと立ち
力をためるように陽を浴びている
桜は知っている
どんなに冬が厳しくても
時は過ぎてまた春が来る
桜は知っている
明るい空の下 花開く日
人々は集い微笑みかけてくれる
その時までうつむかずに
おひさまに顔を向けていればいい