ポエム
[TOP]
ミモザの微笑み
ミモザのように微笑んで
あの日の若いあなたのままで
一番素敵な笑顔を見せて

春の訪れを感じる頃
日差しを浴びながら歩く小路
光の粒を集めた檸檬色が揺れていた

そのやさしさが
その愛らしさが
ただ嬉しくて
小さな幸せに心が弾んだ

そんな思い出の花のように
私を見つめて微笑んで
それだけでいいから
もうそれだけで

あたたかなひだまり
ミモザの花房
そよ風に揺れて揺れて
あなたはずっときれいなまま

そうして私は手を合わせ
あなたを真似て笑います
どうぞあなたの世界から
明るい光を送って下さい





25/03/20 22:20更新 / 香弥



談話室

TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c