山茶花と粉雪
山茶花が一つ咲きました
雪の降る日に咲きました
朽葉の陰に隠れた蕾
思い出すよに綻んだ
見上げれば舞い散る粉雪
過ぎた真冬に似た景色
きいんと冷たい空気の中を
春など知らぬと下りてくる
時は止めどなく流れるのに
戻れるはずもないものを
名残りとばかりに弥生月
白い山茶花白い雪
無垢な光をその身にまとい
生まれたての命のように
一つ清らかに山茶花は咲く
そして止めどなく雪が舞う
まるで春など知らぬげに
雪の降る日に咲きました
朽葉の陰に隠れた蕾
思い出すよに綻んだ
見上げれば舞い散る粉雪
過ぎた真冬に似た景色
きいんと冷たい空気の中を
春など知らぬと下りてくる
時は止めどなく流れるのに
戻れるはずもないものを
名残りとばかりに弥生月
白い山茶花白い雪
無垢な光をその身にまとい
生まれたての命のように
一つ清らかに山茶花は咲く
そして止めどなく雪が舞う
まるで春など知らぬげに