秋の行方
秋の陽だまり
昼下がり
梢の向こうに光の魔法
色づく葉先が緑を染める
真っ赤になるのはいつだろう
楓はまだ淡い茜色
紅葉(もみじ)の彩りは未完成で濃くなる時を待っている
あとどのくらい思い描いてもわからない
それはお日さまが決めること
まるで追いかけごっこだね
捕まえてごらん、と木々が笑った
季節の行方を占いながら
今は澄んだ青空と山のコントラストを楽しもう
きれいだねと呟くと
ほんとだねと君も頷く
あたたかくて清々しい日差しを浴びて眺めている
目に映る全てに心躍らせて
こうしていると
いつも来ているいつもの場所が
君と過ごすありふれた今日が
いつか特別になるかもしれない
そんな気がする
そんな気がした
こんなふうに束の間の
やさしい時間をこれからも
過ごしてみたいと思うんだ
何度も何度も
出来るだけ長く
だから
もう一度ここに来れたらいいね
秋の陽だまり
昼下がり
僕らの季節を捕まえに
眩く輝く紅と黄色の羽たちが
空に飛び立つフィナーレまでに
昼下がり
梢の向こうに光の魔法
色づく葉先が緑を染める
真っ赤になるのはいつだろう
楓はまだ淡い茜色
紅葉(もみじ)の彩りは未完成で濃くなる時を待っている
あとどのくらい思い描いてもわからない
それはお日さまが決めること
まるで追いかけごっこだね
捕まえてごらん、と木々が笑った
季節の行方を占いながら
今は澄んだ青空と山のコントラストを楽しもう
きれいだねと呟くと
ほんとだねと君も頷く
あたたかくて清々しい日差しを浴びて眺めている
目に映る全てに心躍らせて
こうしていると
いつも来ているいつもの場所が
君と過ごすありふれた今日が
いつか特別になるかもしれない
そんな気がする
そんな気がした
こんなふうに束の間の
やさしい時間をこれからも
過ごしてみたいと思うんだ
何度も何度も
出来るだけ長く
だから
もう一度ここに来れたらいいね
秋の陽だまり
昼下がり
僕らの季節を捕まえに
眩く輝く紅と黄色の羽たちが
空に飛び立つフィナーレまでに