ワンシーン
町行く人の長袖を眺める昼下がり
僅かな間に変わった景色
色づくハナミズキの葉が
私の心に紅を差す
日暮れは早くなり黄昏が夜を誘う
翳りゆく空雲は青灰の帯
夕焼けの名残りを探しながら
涼風の庭で月を待つ
夜が明けるたび深まる彩り
静かに自然を見つめれば
切り取られたワンシーンの中
秋と私がいる
夏のリグレットが胸をかすめる
戻らない時はこぼれた砂
もっと大切に握らなきゃいけなかった?
過ぎゆく日々は今も同じ
とどめることは出来ない
目に映るのはそれだけで
美しい生命(いのち)の証だから
憧れに似た切なさで惜しみながら過ごすよ
歌詞などないの紡ぐほどには
音の無いメロディーが聴こえる
止まらぬ時間を止めたくて
シャッターを押す
束の間のワンシーン
秋と私がいるだけの
すぐ消えてしまうよ
だから愛しい
ただ愛しい
僅かな間に変わった景色
色づくハナミズキの葉が
私の心に紅を差す
日暮れは早くなり黄昏が夜を誘う
翳りゆく空雲は青灰の帯
夕焼けの名残りを探しながら
涼風の庭で月を待つ
夜が明けるたび深まる彩り
静かに自然を見つめれば
切り取られたワンシーンの中
秋と私がいる
夏のリグレットが胸をかすめる
戻らない時はこぼれた砂
もっと大切に握らなきゃいけなかった?
過ぎゆく日々は今も同じ
とどめることは出来ない
目に映るのはそれだけで
美しい生命(いのち)の証だから
憧れに似た切なさで惜しみながら過ごすよ
歌詞などないの紡ぐほどには
音の無いメロディーが聴こえる
止まらぬ時間を止めたくて
シャッターを押す
束の間のワンシーン
秋と私がいるだけの
すぐ消えてしまうよ
だから愛しい
ただ愛しい