春に立つ
無数に咲く桃の花が
まるで紅い海のよう
波間に揺れる菜の花の船
彼方に霞む桜色の水平線
北アルプスから聴こえて来るよ
力強くおおらかな季節の歌が
見上げる空はとても近くて
飛行機雲が青に白い線を引いた
八代の丘に鐘が鳴り響き
花びらが風に舞う
散り始めた美しい桜桃花
そのとめどなさが少しさみしいね
日差しを浴びた肌が熱いのは
早すぎる夏の気配かしら
叶うならこのまま春に溶けたい
ずっとずっとこのままで
それでも時は移ろうから
若葉が芽吹き
新緑が香り
季節はふいに飛び去るの
眩い光の中
私たちの刹那も輝く
自然と共にある命として
今 桃源郷の春に立つ
まるで紅い海のよう
波間に揺れる菜の花の船
彼方に霞む桜色の水平線
北アルプスから聴こえて来るよ
力強くおおらかな季節の歌が
見上げる空はとても近くて
飛行機雲が青に白い線を引いた
八代の丘に鐘が鳴り響き
花びらが風に舞う
散り始めた美しい桜桃花
そのとめどなさが少しさみしいね
日差しを浴びた肌が熱いのは
早すぎる夏の気配かしら
叶うならこのまま春に溶けたい
ずっとずっとこのままで
それでも時は移ろうから
若葉が芽吹き
新緑が香り
季節はふいに飛び去るの
眩い光の中
私たちの刹那も輝く
自然と共にある命として
今 桃源郷の春に立つ