ポエム
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貴方だけのヒストリー
私がここに来るのはね

たくさんの貴方に会えるから

貴方の歌が聴けるから

晴れ渡る空に貴方の歌が響いて

素敵な時間が持てるから

森を歩くように彷徨って

貴方が置いた歌を拾うよ

掌に広げて耳を当てれば

そよ吹く風と黄金の稲穂の調べ

ざわめく潮騒海鳥の叫び

暮れなずむ都会群衆の

雑踏さえも聴こえるよ

何かに捕らわれ

心揺さぶられ

歌う貴方の心の声が

音のないメロディーが

私は好きなの

描きかけの絵のように

情熱が完成を求め

ひたすら走る歌もある

懐かしい風景に思い出を

抱き締めて涙滲ませる

そんな歌もある

憧れも慟哭も幸せも棘も

あなたしか歌えない

あなただけの歌

だからここに来て

聴いていたくなるの

だから歌ってね

心のままに

どんな歌もどんな詩も

貴方だけのヒストリー

貴方にここにいてほしい



23/10/27 13:42更新 / 香弥



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