ポエム
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さむい夜あたたかな朝
あなたの言葉が届くまで

私は痛みも気づかずに

何故か解らぬ空虚さ抱いて

ひとり部屋で寝ていた

眠りは唯一の安らぎで

それはただ覚めていたくない

夜の逃避行

時に心は寒くなり

不安の針に刺されてしまう

私の体は私を離れ

深く沈んでしまったみたい

そんな夜


だけどあなたの言葉のやさしさが

私のもとに届いた朝

私はまたあの淡く日が昇る

清々しさを

あなたの言葉で感じられた

それが誰に向けられたのだとしても

私は受け取り自分の手をかざし

子どものように温まる

誰に向けられたかも知れない

ぬくもりが嬉しくて

そろりそろりと起き上がってみる

そして窓を開けて朝日を臨み

一日がとっくに始まっていることを

知るんだ

生きている

この朝は決して昨日の繰り返しじゃない

新しい朝を迎え今日を生きる

私はあなたの言葉を受け取り

胸に光を取り込めた

それでいい

それでいい

とても単純な事

それでも私の中では美しい事

不安な寒さのあとの

暖かな朝

それでいいんだ

ありがとう


23/09/27 07:52更新 / 香弥



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