ポエム
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虹の麓
心にずっと残ってる

昔々の歌の詞


幸せというものは

ちょうど雨上がりの空に

消えかかる虹の麓の

頼りなさによく似ているわ


今も口ずさむとしみじみと懐かしい

確かなものなど何もなかった頃

でもかけがえのないものを持っていた頃

虹は憧れ

いつかいつかと夢見た

未来の景色

それは今なんだ

思い描いてた虹の上

今立ってる

考えていたのとは違う世界だな


このまま虹の麓に辿り着いたら

そこからどこへ行くのかしら

もしかしたら辿り着くのじゃなくて

ゆっくり霞んでいくのかな

それとも突然消えてしまうのかな


それはわからない

わからないから冒険なんだよね

人生にはいろんな色があって

明るい色にも暗い色にも染まる

平凡に見えても

七色の彩りがあるんだ


笑顔で行こう

いつか霞んで消えても

この虹は私のもの

手を振って渡って行こう

あなたと一緒に

今の私の幸せを描いて




23/08/12 05:03更新 / 香弥



談話室



■作者メッセージ
さだまさしさんの「思い出はゆりかご」から
引用させていただきました(^_^)

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