夕焼け雲に会いたくて

西の空を仰ぎ見る

昼の酷暑を偲ばせて

熱い空気が立ち込める道

夜の涼風待ちながら

今日の暑さ

明日の暑さを思う

いづれ季節は

春と秋が短くて

冬も束の間

長い長い夏ばかり
　
そんな時代が来るという

そしたら自然と共にある

人の心も体も

干からびてしまうね

互いに繋がって生きている

全ての命がカラカラに乾いてしまう

人は自然はどうやって生きていくのか

生きのびるのか

もうとうに曲がり角を曲がった私たち

これからどこに向かうんだろう

春には花が謳う

秋にはもみじが彩り

夏の入道雲

冬の白雪

巡り巡る

変わってゆく景色と感触

季節に心委ね

ずっと見ていたい

体中で感じたい

日本の四季よ

いつまでも美しく

いつまでも共にありますように

■作者メッセージ
一方で大雨が降り続いています。
早く止んで水が引きますように。