蛍
夏を辿ればいつかの夜
あなたの背中について行く
暗がりに紛れる足もとだけど
道は見えなくても怖くなかった
ほら ごらん
いつになく弾んで聞こえた
あなたの声
小さな沢の水辺に灯る
微かな瞬き
蛍が飛んだ
数えるほどには多くない
闇夜に浮かんだ星のよに
消えそうな光に目を凝らし
あなたと夏に立っていた
ほら ごらん
やさしかった
あなたの声
ふいによみがえるいつかの景色
暗い林道
せせらぐ水辺
大きな背中の向こうがわ
ひとつ ふたつ
蛍が飛んだ
あなたと夏に立っていた
あなたの背中について行く
暗がりに紛れる足もとだけど
道は見えなくても怖くなかった
ほら ごらん
いつになく弾んで聞こえた
あなたの声
小さな沢の水辺に灯る
微かな瞬き
蛍が飛んだ
数えるほどには多くない
闇夜に浮かんだ星のよに
消えそうな光に目を凝らし
あなたと夏に立っていた
ほら ごらん
やさしかった
あなたの声
ふいによみがえるいつかの景色
暗い林道
せせらぐ水辺
大きな背中の向こうがわ
ひとつ ふたつ
蛍が飛んだ
あなたと夏に立っていた