ハナミズキ・カンタービレ
今年もハナミズキが
明るく四季を歌ってる
可憐な花の姿は知っていても
美しく紅葉する姿には
ちっとも気づいてなかった僕
いつか君が教えてくれた
秋から冬のコンチェルタンテ
初々しい花咲くやさしい春を過ぎ
緑の夏を見送ると葉の端に
小さな変化が訪れる
朝の空気の冷たさに
急ぎ足で色づく木の葉たち
やがて秋の絵の具に染められて
大きく広がるハーモニー
葉陰から見えるたくさんの実が
日に日に紅く濃くなって
花束みたいに見えるんだ
11月になれば町中の
楓や銀杏も追いついて
街路樹は輝く高音のファルセット
赤 黄色 鳶色の彩りで
みんな一緒に季節を合唱するんだよ
そして
紅い実くりんとつややかに
鳥が啄む冬の頃
葉が落ちて裸になった細い枝は
スッと手を上げた指揮者みたいだ
花や葉が無くてもハナミズキは歌が好き
道路に落ちた光る実も
空を見上げて歌うんだ
明るく四季を歌ってる
可憐な花の姿は知っていても
美しく紅葉する姿には
ちっとも気づいてなかった僕
いつか君が教えてくれた
秋から冬のコンチェルタンテ
初々しい花咲くやさしい春を過ぎ
緑の夏を見送ると葉の端に
小さな変化が訪れる
朝の空気の冷たさに
急ぎ足で色づく木の葉たち
やがて秋の絵の具に染められて
大きく広がるハーモニー
葉陰から見えるたくさんの実が
日に日に紅く濃くなって
花束みたいに見えるんだ
11月になれば町中の
楓や銀杏も追いついて
街路樹は輝く高音のファルセット
赤 黄色 鳶色の彩りで
みんな一緒に季節を合唱するんだよ
そして
紅い実くりんとつややかに
鳥が啄む冬の頃
葉が落ちて裸になった細い枝は
スッと手を上げた指揮者みたいだ
花や葉が無くてもハナミズキは歌が好き
道路に落ちた光る実も
空を見上げて歌うんだ