ポエム
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夕焼け色の電車に乗って
夕焼け色の電車に乗って

もう一度あの子と一緒に

揺られたい

窓から見える風景を

ふたりで見たい

あの子の瞳に映るのは

きっと私のものとは違っていた

風に転がる木の葉の坊や

カサカサクスクス笑ってる

そんな話をしてくれた

あの子の心はいつでも

見えないものを見ていたから

思い出せば懐かしい

懐かしさが愛しい

ふたつはひとつ

胸の奥の宝物

夕焼け色の電車に乗って

宵待ちの空と景色を眺めたら

あの子の詩(うた)が聴こえるだろうか

あの子の影を踏めるだろうか



22/05/13 17:10更新 / 香弥



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