ポエム
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気がかりの春
リビウからプシェミシルへ
98キロ3時間弱

命を繋ぐ鉄道が今日も走る
何百万の祈りを乗せて

運賃はない
時間通りでもない

その列車を動かすために
働き続ける人々がいる

彼らは知っている
この鉄道が希望を未来を
運んでいること

乗る人も見送る人も
この先に何が待ち受けるかは
知り得ない

心にあるのは
晴れることのない
気がかりと不安ばかりだろう

これから長い長い旅になる
季節は変わっても
世界の冬は去らない

旅立つ人よ
見送る人よ
願いはただ一つ
愛しきものを守らせたまえ



早く早く春よ来い




22/04/09 09:25更新 / 香弥



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