ポエム
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柚子遊び
冬至冬中冬はじめ

かぼちゃを食べて温かい柚子湯に入る

お風呂に浮かべた2個の柚子

両手に持って顔を近づけると

仄かな香り漂いちょっと嬉しい

いい匂い

まん丸の柚子をじっと見ていたら

ボールみたいで思わず遊びたくなって来た

お湯の中にぼしゃん!と投げ込み

遠くに行くと足でつついて引き寄せる

お湯の中から黄色い柚子が

ぷかぷか浮いて来るのが何気に楽しく

ひとしきり遊んでしまった

娘が入って来た

同じように柚子を両手に香りをかいでいる

いい匂いだね ニコッ

そのうち娘もぼしゃんと

柚子をお湯の中に投げ込みだした

ぼしゃんからだんだんぼっちゃん!ぼっちゃん!へ

かなり激しい

面白くなったのかやめようとしない

ちょっとちょっと割れちゃうよ

自分もやってたくせにやめさせる

えーという顔をして

今度は足でぷかぷか浮いてる柚子を

小突きだした

ああ やっぱり親子だなあ

やる事一緒だ




21/12/23 07:30更新 / 香弥



談話室



■作者メッセージ
柚子を見ると遊びたくなりませんか?(^^)

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