公園の広場にゴロンと寝ころんだ

広大な芝生広場のど真ん中

体を全部大地にあずけ

初冬の空を見上げれば

視界は全部青だけだ

目を閉じてしばし陽光のぬくもりと

背中にあたる芝生の感触を楽しむ

遠くでボール遊びをしている親子がいる

座って語らう人々もいる

でも何も気にならない

一瞬静寂が訪れ大地に抱かれる自分を感じた

あたたかい

体を伸ばしてすっぽり包まれる

気持ちいい

思わず言葉がこぼれた

自由だ

目を開けると再び視界は青い空だけ

束の間完璧な開放感を味わい

素晴らしい贈り物を貰った気分になる

起き上がると目を丸くして

呆れ顔の君がいた

こんな広い場所で寝ころんだら

気持ちいいだろうなって

君が言ったからやったんだよ

やってごらんよ

気持ちいいから(^^)

■作者メッセージ
昭和記念公園芝生広場のど真ん中（空いてて広場はがらがらでした）(^^♪