雨の季節は紫陽花の宴

町中赤と青のグラデーション

淡い色から濃い色にだんだんと

染まってにぎやかになる

子どもの頃　白い紫陽花もあるのを

知らなくて

初めは白くてもそのうち

赤か青になるって信じてた

白い紫陽花の前を通るたび

今日も色が変わらないな

なんてがっかりしたっけ

もしかしてあの紫陽花

私を見て笑っていたかしら

小さなあの子　今日も私を

じーっと見てる

ごめんね　私いつまで待っても

白いのよ　なんてね

今もひと雨ごとに紫陽花が

色づくのを待っている

今も紫陽花が大好き