ポエム
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誰かの孤独はいつしか誰かさんとの思い出となる
昨日のことを受け入れたつもりで

それでも泣き続けた

人生の半分を

他人の為に全力で注ぎ込んでいた

ガラス越しで

泣きじゃくる人に覗き込まれた

その人にだけは

私は全力で笑顔をあげた

赤色の風船を

風船売りの少年から買い

それを目の前の少女にあげた

少女は嬉しそうに泣いてくれた

それだけで過去を受け入れられる気がした
24/09/14 13:06更新 / 黒ノ猫



談話室



■作者メッセージ
気がついたら剥がれていく

それは「孤独だった」遠い過去の思い出となる

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