誰かの孤独はいつしか誰かさんとの思い出となる
昨日のことを受け入れたつもりで
それでも泣き続けた
人生の半分を
他人の為に全力で注ぎ込んでいた
ガラス越しで
泣きじゃくる人に覗き込まれた
その人にだけは
私は全力で笑顔をあげた
赤色の風船を
風船売りの少年から買い
それを目の前の少女にあげた
少女は嬉しそうに泣いてくれた
それだけで過去を受け入れられる気がした
それでも泣き続けた
人生の半分を
他人の為に全力で注ぎ込んでいた
ガラス越しで
泣きじゃくる人に覗き込まれた
その人にだけは
私は全力で笑顔をあげた
赤色の風船を
風船売りの少年から買い
それを目の前の少女にあげた
少女は嬉しそうに泣いてくれた
それだけで過去を受け入れられる気がした