僕の望む世界が

泡となって数秒

ぷかぷかと浮かび

消えるのを待つのでしょう

君の望む世界が

雨となって数秒

呼吸鼓膜を震わせ

叫んだ言葉が落ちた

夢、未来、落ちてく

世界、時代、消えてく

緩やかに壊れていく

終わりのない、終わりがない

でも、これでいいでしょう？

貴方は望んだ

これ以上の幸せは

高望みだとは思いませんか？

泣いて

ないて

鳴いて

ナイテ

その夜明けを見るために生きるんだ

叫ぶ

笑う

吠える

泣いた夜の数は数えてるかい？

見える、見える

見えた

その無数の泡を手に掴んで

濡らす

濡れる

落ちる

雫となったきみの世界は

ねぇ

どうでしょう？

ねぇ




幾千ばかりか

色々と考えました

泡も水もIFも

全て1つの器に入れてみようかな？

器を彩るは夢のカタストロフィ

■作者メッセージ
泡となり消えて

雨となり散って

その後に見る事が出来た景色がそこにはありました。