ポエム
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永遠の恋人のように
こんばんは
また 会えたね

一仕事を終えたひと時
自然と 口元も緩む

あなたは
何も しゃべらない
何も 語らない

ただ
その穏やかな眼差しで
静かに 僕を見つめる

満月よ

僕は 
もの言わぬ あなたに励まされ
温かな気持ちを 分けてもらう

満月よ

どうして あなたは
そんなに真っ直ぐな瞳で
僕を見つめるの?

遥かその昔
あなたは 地球の一部だったと言う
そして
少しずつ 離れている…

それでも
永遠を誓い合った
恋人のように

いつまでも 変わらぬ心で
地球を 僕らを
照らし続ける…

満月よ

どうか
心傷つき 悲しみと共にある
僕の大切な人の心を
照らしておくれ

そして
生きる勇気を 与えておくれ

やがて

東の空が
薄紅色に染まり始め

あなたは消えてゆく…

それではまた
お会いしましょう

話の続きを
語り合いましょう




22/01/22 18:49更新 / 少年時代



談話室



■作者メッセージ
車中から見える
月を眺めながら

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