冬の夜風を感じながら
それぞれの人が
それぞれの夜の過ごし方を
している
晩餐の時を
家族と楽しく過ごす人
暖をとり
読書に夢中になる人…
僕は 部屋で一人
換気をするために
窓を開けた
冷たい空気が
レースのカーテンを
静かに揺らし
僕の足元に漂った
室内温度は11℃
思ったほど寒くない
夜の世界に浸りたくて
室内灯も暗くした
僕が住んでいるのは
田園地帯
周りには何もなく
漆黒の闇の中
遥か遠くの月だけが
寂しげに
下界を照らしている
静寂の中
彼方から聞こえてくるのは
時折通過していく電車の音だけ…
気づかなかった
夜が
こんなに静かだなんて
窓から入る
凛とした空気に
心地良さを覚える
冬の夜風を感じながら
あぁ、今この時を
生きている
心がふるえた
ひと時であった
それぞれの夜の過ごし方を
している
晩餐の時を
家族と楽しく過ごす人
暖をとり
読書に夢中になる人…
僕は 部屋で一人
換気をするために
窓を開けた
冷たい空気が
レースのカーテンを
静かに揺らし
僕の足元に漂った
室内温度は11℃
思ったほど寒くない
夜の世界に浸りたくて
室内灯も暗くした
僕が住んでいるのは
田園地帯
周りには何もなく
漆黒の闇の中
遥か遠くの月だけが
寂しげに
下界を照らしている
静寂の中
彼方から聞こえてくるのは
時折通過していく電車の音だけ…
気づかなかった
夜が
こんなに静かだなんて
窓から入る
凛とした空気に
心地良さを覚える
冬の夜風を感じながら
あぁ、今この時を
生きている
心がふるえた
ひと時であった