ポエム
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赤ちゃんを救え!
先日
育休に入られた女性職員が
幼な子を連れ職場に顔を出した
生後五か月の可愛い子

職場の雰囲気が
ぱっと明るくなった

皆が温かな眼差しで
その子を見ている

幼な子は つぶらな瞳で
こちらを見つめ返している

そんな時 ふと思った
「はて、この子には
我々はどう映っているのか」と

皆マスクをしているので
鼻も口も見えず
「2つの目」が覗いている
つまり 表情が分からないのだ

ことわざに
「目は口ほどに物言う」
とあるが それは大人の話

この子は
マスクをした我々の表情を
読み取ることできない

この時期の子どもは
目、鼻、口が揃って初めて
「顔」だと理解するそうだ

そして表情を通して
喜怒哀楽を学んでいく

そのことは
やがて
人の気持ちを
汲みとる能力となる

皆がマスクをしている今

赤ちゃんが危ない!

お母さん、お父さんたち

どうか 
その素顔を我が子に
しっかりと
見せてあげてください

そして

微笑んであげてください
話しかけてください
慈しみの眼差しを
注いであげてください

この子たちが 
将来 人の気持ちを
察することのできる
優しい子になるために

赤ちゃんを
救ってください!

21/05/05 16:31更新 / 少年時代



談話室



■作者メッセージ
今日は子どもの日。
マスクの必須のご時世、子どもとの接し方に気をつけないといけないと感じて書きました。

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