ポエム
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雪の足跡(そくせき)
大晦日を迎えた今日
予報通りの大寒波

日頃 
雪とは無縁のこの街も
朝目覚めると
見渡す限りの銀世界

珍しいこの景色を眺めるため
一人 朝早く
外に出てみた

真白(ましろ)な雪の上には
いくつかの靴の跡

僕より早起きの人だ

この小さな跡は…
犬かな?

誰かが犬と散歩したんだ

日頃
誰が歩いたか分からない
この道を

真白な雪が教えてくれる

僕は この一年間
自分の人生に
どんな足跡を残したのだろう

やり遂げたこと

嬉しかったこと

悲しかったこと

悔しかったこと

そして 後悔したこと…

元日を目の前に
新たな決意を心に秘める

僕の人生の足跡は
僕が作るもの

人と比べるものではなく
見せびらかすものでもない

僕だけの
オンリーワンの人生を
迷うことなく
走り抜けたい

たとえ
失敗したとしても

"真心"だけは伝えていきたい


20/12/31 19:01更新 / 少年時代



談話室



■作者メッセージ
今年このサイトに出会い、様々な素敵な詩を読ませて頂きました。ありがとうございました!良い年をお迎えください。

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