ポエム
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美しき陽光
毎日の通勤路
水平線から昇る
朝陽を眺めながら
海沿いのバイパスを走っている

「きれいだなぁ」
その朝焼けを横目に
職場へと急ぐ

その朝焼けを
どうしても撮りたくて
休日
同じ時間に車を走らせた

僕は 車を降り
海に向かい
カメラを構えた

薄闇の空が
オレンジ色に
うっすら染まり始め

太陽が 
まばゆい光を放ちながら
ゆっくりと 顔を出した…

黄金(こがね)色の光が

海を 山を
街を そして人を

「目覚めよ」と
静かに照らし始める

海に写った陽光が
真っ直ぐに 僕の方に伸び

僕を 光の世界へと誘う

人は
古(いにしえ)の時代から
太陽を
「神」と崇めてきた

いつの時代になろうと
自然界を象徴する
その力強さ 
美しさに変わりはない

僕は
しばらく
神様と向き合い
無言で
心の対話をした

そして
生きる活力と勇気を

ほんの少しだけ
分けてもらった

"ありがとうございます"
"また 会いに来ます"



20/12/13 18:14更新 / 少年時代



談話室



■作者メッセージ
冬の冷たく澄んだ空気の中、朝陽が本当にきれいです。

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