ポエム
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雨よ…
雨よ…
僕は 部屋で一人
君の声を聞いている
もう戻れない
過去への後悔
そして 深い悲しみと共に

雨よ… 君は
僕と一緒に泣いてくれるの?
僕の心にも降り注ぎ
この悲しみを
洗い流してくれるの?

でも君は
慰めもせず 励ましもせず
そして 叱ることもなく
ただひたすら
同じ調べを繰り返すばかり…

わかっている
本当の悲しみは 
自分一人で
乗り越えなきゃいけないんだよね
君は黙って それを僕に
教えてくれてるんだね…

翌朝
君が 遠くの空へと去って行き
朝日を浴びた
新緑のしずくが
光り輝いていた…

そのまばゆいしずく達が
「いってらっしゃい」と
明るく 僕を見送ってくれた

"僕にはまだできることが
あるんだね"
"僕を待っている人たちが 
いるんだね"

僕は顔を上げ
新しい一歩を踏み出した
「行ってきます!」



20/05/30 19:45更新 / 少年時代



談話室



■作者メッセージ
雨上がりの爽やかさが好きです。元気になれます。

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