ポエム
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夕べの集い
遠き西の空に 日は沈み
先程まで
暑さと闘っていた少年たちを
やさしい風が 
そっと包み込んだ
鳥たちが 各々の巣へと向かい
虫たちが 
ささやかな演奏会の
準備を始めた
少年たちは
たき火の周りに集まり
今日という日を噛みしめながら
静かに 炎を見つめていた

見てごらん!
炎の映った彼らの瞳の美しさを
彼らのその生き生きとした瞳は
希望の証以外の 何物でもない
必ずや たくましく
生きてゆくだろう

誰かが ふと
歌を歌い始めた
すると
誰も約束した訳ではないのだが
皆がみんな 歌い始めた
その歌声は
たき火の煙と共に
どこまでも どこまでも高く
星が 瞬き始めた空へと
吸い込まれていった…
20/05/23 18:09更新 / 少年時代



談話室



■作者メッセージ
学生時代のキャンプファイヤーの思い出です。

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