いつも慈しみ深い優しい彼女

尊敬している彼女から微笑みが消え

苦しんでいる　どうしようもなく

微笑みを浮かべようと必死になっている

誰かを信じたくて

「私の大切な夢の場所だから」

きっとわかってくれると

痛々しいほどの純心な輝きを見た

今まで生きてきて

あんな輝きは見たことがなかった

今にも消えそうで

何故盲目に彼女を苦しめて

沢山の仮面をかぶって

楽しんでいる

私の心臓はふつふつと沸き立つ

気味悪さにもしっかりと開眼し

目をそらしはしないよ

彼女は信じて

闇に光る心根を信じてくれている

それなのに

それをいいことに

いくつもの仮面をかぶって

盲目に楽しんでいる

彼女の純心を汚させて

本当に心からの見たい

その優しい夢の微笑みは

消し去られる

私たちの見たい

彼女の微笑みは

見られなくなる

さあ　この絶望さえも

楽しんでいくおつもりですか

彼女の微笑み以上の光を

私達に与えてくれるというのですか

■作者メッセージ
「元始、女性は実に太陽であった
今女性は月である」
(平塚らいてうさん)
明治から昭和初期の
真の女性の自由解放を訴えた思想家　
作家さんらしいですね。
恥ずかしながら最近知りました。
トト姉ちゃんより。