ポエム
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立ち姿
【短歌十首】

持って行き場のない想いが満月の眼差しとなって満ち溢れて


蕾となりてきみの陽光をミクロに集めては胸に畳んで


日暮れが描く冬の影は柿色を潤ませた懐かしき祖母と


記憶の糸を辿っていくつかの面影を引き受け唄う心体



耳穴に入ってゆく言葉の根が伸びるライオンヘアーの草原


言葉が届く内側から風の舞踊の土器の心音が膨らんで


水果てよ日輪に解け雲になってゆっくりとゆっくりと消えゆく空


川の流音を待っていてそっと重ねる風の指先弦を弾いて


楽屋に控えた音たちの無に帰する遊びを永遠に還るよに


憧れたのはあなたの立ち姿ホントの夢を聞かせていつまでも

26/01/02 01:58更新 / 檸檬

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