ポエム
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初夏の銀色
シロツメクサが枯れる頃

ススキが白い羽毛の穂を広げ

少女の髪は風なびき

少年の影絵が遊ぶ
 
夕日があかあかと茜色

悠久のくすのきよ

抱きしめてもなお

手を結べることはなく

天に向かって

大地に根をはる

背中合わせに私の戯言を

大きな幹で受けとめて

天を仰げば優しい木陰

包んでくれた揺れながら

シロツメクサが枯れる頃

ススキが白い羽毛の穂を広げ

月夜に光る白銀色の

羽毛雪のぬくもりよ

ゆらゆら揺れていざなうよ

白銀色の羽広げ

飛んでいかせて

忘れさられた面影よ

初夏に降る

銀の雪原 夕日と月に映るとき

涙の星が光るとき

白銀の羽

やさしいやさしい

あなたの手



























22/05/28 08:02更新 / 檸檬



談話室



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