ポエム
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潮の香り
嬉しかった言葉を思いだしていた

木枯らしの風が立つようにふいて

沢山の落葉が舞い上がって

どんぐりが次々と落ちてゆく心音

サァザァと竹林の合間から夕陽が揺れて

心に滲むようにあの言葉が解けていった

痛みがひとつになって癒えてゆく

あなたの言葉はそんな嬉しさ

そうしてやっぱり涙が出たよ

月が綺麗だったから

月灯りが胸に残るの

眠るときも浮かんでいるの

泣きたくなったのは

月明かりが綺麗だったから

眠る時まで胸を灯していたから

やっぱり思い出すあのひとをあの言葉を

その優しい微笑みを

そうしてやっぱり涙が出たよ

何かが癒えたのだと伝えてくれた

そうわたしも感じた
 
夕陽をみて、、

そうして流れるものがあった

夜、月が綺麗だと、また、色合いの違う水の音がした

夜は水色の空へと導くかのような潮の香りがした
25/11/15 18:07更新 / 檸檬

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