春よ　こいこい

はーやく　こい

身体のほとんどは

水分なのに

心が乾きやすいのは

何故だろう

甘い輝く一滴のような

あなたの言葉

私を生かしてくれる

私もきっと　いつか

どうか…


わきでるもの

わき出てこい

わきでるものよ

やってこい

わきでるもの

心の深いところで

誰かと交わしたものが

水面を揺らし

実りを待つ

わきでるもの

わき出てこい

わきでるものよ

やってこい

仕事でミスり

へこむがメモる

なんだかんだで

ゴタゴタ続き

苦水飲んでも

涙なんざぁマスクで隠すし

こんな疲れた日々をやり過ごし

心の深い所まで鎮めて

実らせて

夕日を見る

わきでるもの

わき出てこい

わき出るものよ

やってこい

皆と同じく

命令、義務だから

疲れた気持ちもあの空に溶かして

深い所で受け止めて

夕日をみる

わきでるもの

わき出てこい

わき出るものよ

やってこい

あの潮騒の聞こえるベンチで

春を待っています

さざ波のメロディは

今にも弾けそうな

ほろ苦レモンサワー

あなたを心に描いている

きっと　正夢

どうかしてるよな

春よ　こい恋

はーやく　恋