花鳥の表情
【短歌十一首】
雨を吸った雪柳、今、かすみ草の如く水差しに咲いている
俯いた顔を上げれば微かに香るクリスマスローズの吐息
電気屋のパート主婦の手のひび割れに値段交渉は途絶えたし
背をもたれ見上げれば5時のチャイムと枝葉のさざ波が木霊する
平和であれ、神経を病んだことを忘れそうな春の空気よ
お花畑みたいなピザを焼く
春野菜、なばな、アスパラのせましょう
木蓮が咲き誇る庭の瓦屋根を歩く猫と目が合う朝
半月と、星が綺麗な空、
あなたがいるのは当たり前じゃないと
温かい雨に濡れ安らぐように喜び鳴く鳥達にほぐれ
襟元をただして飛ぶ燕尾服のひとが飛びたてる空に仕立て
雑居ビル給水管の上で鳴く鳥のここは森であるように
雨を吸った雪柳、今、かすみ草の如く水差しに咲いている
俯いた顔を上げれば微かに香るクリスマスローズの吐息
電気屋のパート主婦の手のひび割れに値段交渉は途絶えたし
背をもたれ見上げれば5時のチャイムと枝葉のさざ波が木霊する
平和であれ、神経を病んだことを忘れそうな春の空気よ
お花畑みたいなピザを焼く
春野菜、なばな、アスパラのせましょう
木蓮が咲き誇る庭の瓦屋根を歩く猫と目が合う朝
半月と、星が綺麗な空、
あなたがいるのは当たり前じゃないと
温かい雨に濡れ安らぐように喜び鳴く鳥達にほぐれ
襟元をただして飛ぶ燕尾服のひとが飛びたてる空に仕立て
雑居ビル給水管の上で鳴く鳥のここは森であるように