ポエム
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秋時計
秋霖(しゅうりん)明けの青空は少しヒンヤリして

気持ちが良いね 

そんな何気ない話をあのひととしたひととき

一面のススキが揺れる白波に

洗われたような気持ちを秋風に吹かせてゆく

引いては寄せる潮騒 

あの唄が心を撫でるとき

白銀の波間が矢継ぎ早に青に溶けて 

空を見上げれば鱗雲の合間を

金色に染まった扉が開いてゆく

いつからなのだろう あの唄が懐かしいのは 

秒針さえ動けば 時を刻む時計

壊れてしまったかのように止まってしまった時が

秒針の歪みを修理して再び動きだす

電池、、柳が撫でる水面、月浮かばせたあの唄

電流、、花、咲き乱れ、枯れ、掠れゆく声

電波、、ススキ、潮騒、鱗雲、クジラ、砂浜、 



月時計
花時計
砂時計



落葉(らくよう)

わたしは包まれる

落葉(らくよう)

夜をすり抜け 

落葉(らくよう)

あの街灯りで紅く灯る言の葉



落葉(らくよう)

公園のベンチまで
















 
24/10/14 08:39更新 / 檸檬



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