ポエム
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今朝咲いて、今年も咲いた
つんとした星が朗らかに笑ってみせた夜に

つんとした唇がにっこりと笑ってみせた夜明け

今朝、公園の露草が咲いていた

大樹のもとには保育園の園児達が遊んでた

(さぁ、かまわない、行っておいでゆきたいところへ)

そう言ってくれているような郷土の息吹

紅い橋を架け、歌をうたい舞う青い風を背に

お馬のように駆けてゆく

弱くても走って、走ったさきに

純信のひとを夢にみた気がした

今咲いている露草に星の瞬きをみる

自分の中で輝く一番星よ

あの胎内のような宇宙へと駆けてゆけ

つんとした星が朗らかに笑ってみせた夜に

つんとした唇がにっこりと笑ってみせた夜明け

今年も、公園の露草が咲いていた





24/10/06 16:31更新 / 檸檬



談話室



■作者メッセージ
幕末に起きた純信・お馬事件は
地元で語り継がれてきた物語です。

お読み下さるだけでも有り難いです。
ありがとうございます。

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