詩心 詩蜻蛉
【短歌八首】
ハンカチで汗拭きながら
挨拶する街に流れる鉄風鈴
内輪風にえいえいと詠うは愛し詩心(ウタココロ)
和服姿のひと
暗闇で手探りの心を写し合い
糸結ぶ二人の一冊
黙って夢を置いてゆく蛍の光
線香花火の香り散り
刺した闇、星が目に飛び込んで
こころにしみてふくらんだ
針を刺して、糸を通して結ばれて
重ねあったココロとコトバ
竹とんぼ
両手を合わせて熱放ち
アクセル飛行を涼しげに
螺線状に堕ちるとき、見つけ出す
あたらしい光、はじめの祈り
ハンカチで汗拭きながら
挨拶する街に流れる鉄風鈴
内輪風にえいえいと詠うは愛し詩心(ウタココロ)
和服姿のひと
暗闇で手探りの心を写し合い
糸結ぶ二人の一冊
黙って夢を置いてゆく蛍の光
線香花火の香り散り
刺した闇、星が目に飛び込んで
こころにしみてふくらんだ
針を刺して、糸を通して結ばれて
重ねあったココロとコトバ
竹とんぼ
両手を合わせて熱放ち
アクセル飛行を涼しげに
螺線状に堕ちるとき、見つけ出す
あたらしい光、はじめの祈り