一隻
【短歌八首】
ご近所に涼香涼菓子自家製蜜の鮮やかなかき氷店
甘味を求めて歩く人らは朗らかな空気を纏(まとい)て眩し
太陽の匂いのお布団にふっくらと包まれ眠れ我が子ら
時という水の底に種が落ち揺れながら咲いたふたりの水中花
あなたがいつか悲しみを雨降るように告げられる海になりたい
きみのココロ真心の響きは
わたしの心臓の中の宝石
好きな器に一酔千日の如きごちそうを乗せてさらわれたい
甲板、なびくきみの髪の波
吾は海中を漂う一隻に
ご近所に涼香涼菓子自家製蜜の鮮やかなかき氷店
甘味を求めて歩く人らは朗らかな空気を纏(まとい)て眩し
太陽の匂いのお布団にふっくらと包まれ眠れ我が子ら
時という水の底に種が落ち揺れながら咲いたふたりの水中花
あなたがいつか悲しみを雨降るように告げられる海になりたい
きみのココロ真心の響きは
わたしの心臓の中の宝石
好きな器に一酔千日の如きごちそうを乗せてさらわれたい
甲板、なびくきみの髪の波
吾は海中を漂う一隻に