ひとつゆ
【短歌8首】
水彩の絵の具で描く朝顔はきみの雨傘
沁み入る色合い
京の街和服姿は涼しげなりと
素麺の帯封を解く
涙川の情けに洗われた一隻が流れつく夢月の瀬に
夕映えの草原、解けた靴紐結んだら
バッタが跳ねて、前をみて
あなたの思い出知る人の叫びたくなる響鳴木霊した夜
一歩ずつ歩んで来た先々で
大切に丸められたきび団子
月の下ふたり影絵の写真なら
飾っていいかな夏の想いで
木陰にあなたの笑顔を探すよに
露草が咲く日を待っています
水彩の絵の具で描く朝顔はきみの雨傘
沁み入る色合い
京の街和服姿は涼しげなりと
素麺の帯封を解く
涙川の情けに洗われた一隻が流れつく夢月の瀬に
夕映えの草原、解けた靴紐結んだら
バッタが跳ねて、前をみて
あなたの思い出知る人の叫びたくなる響鳴木霊した夜
一歩ずつ歩んで来た先々で
大切に丸められたきび団子
月の下ふたり影絵の写真なら
飾っていいかな夏の想いで
木陰にあなたの笑顔を探すよに
露草が咲く日を待っています