今夜はまた月の光が優しくて

だからじっとみてしまう

タクシーから降りて見上げると

ぽっかりと浮かぶ月明かり

月の光は優しいな

じっとみつめてしまうんだ

まるであなたの瞳だね

わたしの中にはいつだって

ぽっかり浮かぶお月様

こんな片隅にでも

優しい光をありがとう

きっとわずかな光でも

導かれる気持ちがある

家の前まで歩いた道にも

玄関に入るまでも見守ってくれている

優しさが沁みて泣きそうになる

どんな片隅にでも

あなたのように在りたい

あなたのようにただ優しく浮かんでいたい

どんな片隅にでも

あなたの瞳はわたしの真ん中で

優しく優しく輝いています