水の音
【短歌三首・俳句八句】
テクノのリズムが雨の春夜に響きしワイパーとウィンカー道標点滅
たゆたゆと川の流れにわれも乗り
たどり着きたいきみのほほ笑み
春の闇
霧霞あい色のまま傘ささず
ぼんやり立つ灯り
気がつけばフキの傘葉と春の雨
縁側を綺麗に拭いて緑の風
根っからタンポポ綿毛の風来坊
チャポチャポと水の音あるく吾も水
温雨にめだか波紋の輪の中に
隅々まで陽に青葉夢明けゆく
桜散り藤そよぐヒレ恋のぼり
穀雨降りからたちの花白ホタル
テクノのリズムが雨の春夜に響きしワイパーとウィンカー道標点滅
たゆたゆと川の流れにわれも乗り
たどり着きたいきみのほほ笑み
春の闇
霧霞あい色のまま傘ささず
ぼんやり立つ灯り
気がつけばフキの傘葉と春の雨
縁側を綺麗に拭いて緑の風
根っからタンポポ綿毛の風来坊
チャポチャポと水の音あるく吾も水
温雨にめだか波紋の輪の中に
隅々まで陽に青葉夢明けゆく
桜散り藤そよぐヒレ恋のぼり
穀雨降りからたちの花白ホタル