ポエム
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せせらぎ春の浜辺
地平線の上には波打ち際のような雲の重なり

春の浜辺はテトラポットが取り払われ

波打ち際の手前に一本の川のような潮の流れと

砂場ができていた

潮の流れは早い 

真ん中の砂場では鳶が降りて安心して羽を休めている

自分の想いとの隔たりを少しずつ埋めるように

何度も訪れた浜辺

海はたゆまず受けとめてくれた

夏には波打ち際は砂場を飲み込みこちらまで迫ってくるだろう

真上には飛行機雲のすぐ横に白月

みずいろの空に金色にそまってゆく瞼

夜空には星が流れるよ

あの人の真っ赤に染まった瞳から

自然と流れたもの その一滴に触れて

わたしの心にも星が生まれた

そんな一瞬の光を永遠みたいに

大切にしている

新緑の木漏れ日が溶け込んだような

翡翠色の石

川のせせらぎの中でみつけた

とても綺麗な色の石
24/04/21 07:28更新 / 檸檬



談話室



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