ポエム
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光の紋様
朝の光、カーテンが淡く染まりはじめて

起きる前の重い身体に

雨の音と蝉の声が交互に

パラパラ、ジンジンと染み入ってくる

雨上がり、光の合間にウグイスも鳴く

白昼の光、暑さを凌ぐ瞼に

木洩れ日の光は蝶々のシンメトリーの瞬き

螺旋の渦となってこの目に飛び込んでくる

夜の光、火を焚くのが上手なひとにならって

夜への道を少しずつ歩けば

夏の香りと潮騒がまざってゆく浜辺へ

遥かな記憶とともに流木を拾いにゆく

乾いた音、湿っぽい音、

混沌とバラバラの形を積み上げて

夜に包まれた闇のただ中に  

夕陽を浮かべてみる

懐かしく、静かに、安らかな気持ちで 

きっと大丈夫、そうささやかれるように

パキ、パキ、、と心の中に流木を灯す





























 

25/07/26 19:06更新 / 檸檬

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