梅花黄蓮　南国の花　


野花の群生　白い花


星の群生　天の川


風に吹かれて可愛くゆれる


風にふるふる　そっと咲いていた


細く短い茎を真っ直ぐに伸ばして


冬の最中に咲く白い野花の群生は

　
小さな小さな白い蓮のよう


梅より先に春告げる


息をひそめてみつめていたら


白い花びらを広げた中に


黄色のほほ笑みちらりとみせる


土草の沼から伸びた


地上にゆれる星の花


パッと咲いて空見上げる


そのほほ笑みに魅せられた私


冬枯れを超え　胸に残った小さな希


あなたに会えた喜びがさいたようだよ


嬉しさと感謝にふるえてる

　　
　　風にふかれて


ふるふるゆらりとパッと咲く


あなたとの日々のときめきが


小さく小さく　拡がって　


束ねられない　春をつげる


川のように広がるよ


南の
水平線から天の川が昇ってくるころ



こたえるように沢山咲く


　流れるように


拡がる　群生　そっと　咲いていた


土草に寝そべって、

すくっと起きたあなたはわらう


その柔らかで小さくふるえた輝きが、好き


あなたとみたい　梅花黄蓮


あなたを探す　天の川